国民的幻失病

義足の方には、幻失病と言うのがある。これは足を失ったのに、今だに足があるという感覚が囚われてしまうという病だ。この話を聞いた時、日本の事ではないかと、ふと感じてしまった。高度成長期の成長エンジンを既にバブルの時代に失ったのに、今だそれがあると幻覚を信じている国民達。失われた20・30年とは国民的幻失病であった。その答えは、補装器具(義足)を作るしかないのである。ただの障害者と違うのは、作った補装器具が新しい世代では再生するという事。それが、ゲームを諦めるべきでは無い理由。そして、デービッド・アトキンソン氏が言う、徹底的な生産性の向上を狙うべきである。